LoLの速度テストで遅延が高い原因と改善方法
LoLの速度テストで下り速度が十分なのにPingや遅延が高い場合、原因は回線混雑、Wi-Fi干渉、ルーター、プロバイダー、接続先までの経路などに分かれます。症状の切り分け方と改善手順を解説します。
LoLの速度テストで確認したい症状
League of Legends(LoL)では、通信速度の数値だけでなく、Ping、遅延、ジッター、パケットロスがプレイの安定性に影響します。下り速度が速くても、Pingが高い、数値が大きく変動する、操作から画面反映まで時間がかかる場合は、対戦中にラグを感じやすくなります。
速度テストでは、下りと上りの速度に加えて、アイドル時と通信負荷時のPingを確認してください。アイドル時は正常でも、動画再生や大容量ダウンロードを始めると遅延が急上昇する場合は、回線や宅内ネットワークの混雑が疑われます。
原因1:自宅のWi-Fiが不安定になっている
Wi-Fiは、壁や床、電子レンジなどの影響を受けやすく、電波干渉によってPingの変動やパケットロスが発生することがあります。特に2.4GHz帯は到達距離が長い一方で、周囲の無線LANや家電と干渉しやすい傾向があります。
まずゲーム端末をルーターの近くで使い、5GHz帯または対応していれば6GHz帯に接続して速度テストを実施します。Wi-Fi接続だけ遅延が改善しない場合は、LANケーブルで一時的に接続し、有線接続との差を確認してください。
原因2:ルーターやホームゲートウェイに負荷がかかっている
ルーターの処理負荷が高い、長期間再起動していない、ファームウェアが古いと、通信の遅延や接続の不安定さにつながる場合があります。家族の端末で動画視聴、クラウド同期、OS更新が同時に行われている場合も、ルーターの負荷が増加します。
ルーターとホームゲートウェイを再起動し、管理画面でファームウェアの更新状況を確認してください。再起動後も改善しない場合は、接続台数、通信中の端末、QoSや帯域制御の設定を確認します。設定を変更する際は、現在の内容を記録してから行うと復元しやすくなります。
原因3:光回線やプロバイダーが混雑している
夜間や休日だけPingが高くなる場合、光回線の収容設備やプロバイダー側の混雑が原因の可能性があります。同じ回線サービスでも、利用地域、接続方式、プロバイダーによって混雑の発生状況は異なります。
平日昼間、夜間、休日の同じ時間帯に複数回速度テストを行い、下り、上り、Pingの変化を記録してください。特定の時間だけ継続して遅い場合は、宅内機器よりも回線またはプロバイダー側の混雑を疑う材料になります。IPv6 IPoEなどの接続方式が利用できるかは、契約先の案内で確認してください。
原因4:ゲームサーバーまでの通信経路が遠い
速度テストの測定サーバーと、LoLのゲームサーバーは同じ場所とは限りません。そのため、一般的な速度テストではPingが低くても、LoLの試合中だけ遅延が高くなることがあります。接続先までの経路で混雑や障害が発生している場合も、通信速度全体では判断できません。
同じ時間帯に複数の測定サーバーを選んで結果を比較し、ゲーム内のPing表示も記録してください。特定の時間や特定の接続先だけで問題が起きる場合は、ゲーム側の障害情報やプロバイダーの障害情報も確認します。VPNは経路を変えられる場合がありますが、逆に遅延を増やすこともあるため、常用を前提にしないでください。
原因5:バックグラウンド通信が帯域を占有している
動画配信、ファイル共有、写真のバックアップ、ゲームのアップデートは、下りだけでなく上り帯域も使用します。上り通信が混雑すると、他の通信の待ち時間が増え、ゲーム中のPingが高くなることがあります。
速度テストやLoLの起動前に、PCやスマートフォンの自動同期、ストアの更新、動画再生を停止してください。家庭内で大容量通信を行う端末がある場合は、アップデートの時間をずらすか、ルーターのQoS機能でゲーム端末を優先します。
原因6:PCやゲーム設定が通信以外の遅延を生んでいる
画面のカクつきや入力遅延は、ネットワークのPingだけでなく、フレームレートの低下、CPUやGPUの負荷、ドライバー、モニター設定でも発生します。Pingが正常なのに操作感だけが悪い場合は、通信障害と決めつけないことが重要です。
ゲーム内のPingとフレームレートを同時に確認し、Pingだけが上がるのか、フレームレートも下がるのかを分けて判断してください。グラフィック設定を下げる、不要なアプリを終了する、OSとGPUドライバーを更新することで、通信以外の遅延を切り分けられます。
LoLの遅延原因を判断する手順
- 同じ端末で昼間と夜間に速度テストを行い、下り、上り、Pingを記録する。
- Wi-Fi接続とLANケーブル接続を比較し、接続方式による差を確認する。
- ルーター再起動後に再測定し、他の端末の通信を停止した状態でも比較する。
- ゲーム内のPingとフレームレートを確認し、ネットワーク遅延と端末性能を分ける。
- 時間帯、地域、接続先による傾向があれば、プロバイダーやゲーム側の障害情報を確認する。
LoLのPingと速度を改善する方法
- 可能であればゲーム端末をLANケーブルでルーターに接続する。
- Wi-Fiを使う場合はルーターとの距離を短くし、5GHz帯または6GHz帯を利用する。
- ルーターとホームゲートウェイを再起動し、ファームウェアを更新する。
- ゲーム中の動画再生、クラウド同期、自動更新、大容量ダウンロードを停止する。
- 夜間だけ遅い場合は、契約中の光回線とプロバイダーの接続方式や混雑状況を確認する。
- 下り速度だけでなく、Ping、ジッター、パケットロスを継続的に記録する。
速度より安定性を優先して確認する
LoLでは、極端に大きな下り速度よりも、低く安定したPing、少ないジッター、パケットロスが発生しない接続が重要です。速度テストの結果を一度だけ見て判断せず、時間帯と接続方法を変えて比較してください。
有線接続でも夜間の遅延が続く場合や、複数の端末で通信障害が起きている場合は、回線事業者またはプロバイダーへの問い合わせを検討します。測定日時、接続方式、Ping、下り、上りの記録を用意すると、原因の確認が進みやすくなります。
