インターネット速度を測定するには?遅い原因の見分け方と改善策

インターネット速度は、速度測定サイトで下り・上り速度とPingを確認すると判断できます。測定結果が遅い場合は、時間帯、Wi-Fi環境、ルーター、端末、回線やプロバイダーの混雑を順番に切り分けることが重要です。

公開日 2026-07-29 最終更新 2026-07-29 カテゴリ:ガイド

インターネット速度を測定するには

インターネット速度を確認するには、速度測定サイトを開き、測定開始ボタンを押します。測定では主に、データを受信する速さを示す下り速度、データを送信する速さを示す上り速度、通信相手への応答時間を示すPingを確認します。

正確に比較するには、動画再生や大容量ファイルのダウンロードを停止し、同じ端末と同じ場所で複数回測定します。Wi-Fiの影響を確認したい場合は、可能であればLANケーブルでルーターと端末を接続して測定してください。

測定結果で確認する項目

下り速度

下り速度は、ウェブサイトの表示、動画視聴、アプリのダウンロードに関係します。数値が低いほど、ページ表示や動画の読み込みに時間がかかりやすくなります。ただし、必要な速度は利用内容や同時接続する端末数によって変わります。

上り速度

上り速度は、写真や動画の投稿、オンライン会議、クラウドへのバックアップに影響します。下り速度に問題がなくても、上り速度が低いと、映像の送信やファイルのアップロードが不安定になることがあります。

Pingと遅延

Pingは通信相手から応答が返るまでの時間で、数値が小さいほど遅延が少ない傾向があります。オンラインゲーム、リモート操作、音声通話では、下り速度だけでなくPingや通信の安定性も確認する必要があります。

原因1:利用時間帯に回線やプロバイダーが混雑している

夜間や休日だけ速度が低下する場合、光回線の設備やプロバイダーの接続設備が混雑している可能性があります。朝や昼は問題なく、特定の時間帯だけ下り速度やPingが悪化するなら、時間帯を変えて再測定すると判断しやすくなります。

改善策として、平日昼間と夜間など複数の時間帯で測定結果を記録してください。LAN接続でも同じ時間帯に遅い場合は、Wi-Fiよりも回線またはプロバイダー側の混雑が疑われます。契約先の障害情報やメンテナンス情報も確認します。

原因2:Wi-Fiの電波が弱い、または干渉している

ルーターから離れた部屋、壁や床を挟んだ場所、電子レンジなどの電波干渉がある環境では、Wi-Fiの速度と安定性が低下します。場所によって測定値が大きく変わる場合は、回線そのものより無線環境に原因がある可能性が高いです。

ルーターを床置きや収納棚の奥から移動し、端末との距離を短くします。対応端末では、近距離なら高速通信に向く周波数帯、離れた部屋では到達性に優れた周波数帯を試してください。家全体で電波が弱い場合は、メッシュWi-Fiや中継機も選択肢になります。

原因3:ルーターやホームゲートウェイの処理が不安定になっている

ルーターを長期間再起動していない、接続端末が多い、ファームウェアが古いといった状態では、通信が不安定になることがあります。すべての端末で同時に速度低下や接続切断が起きる場合は、ルーターの状態を確認します。

ルーターとホームゲートウェイの電源を手順に従って入れ直し、管理画面でファームウェアの更新を確認します。再起動で一時的に改善しても、頻繁に再発する場合は、機器の劣化や同時接続数の上限を確認してください。

原因4:端末やバックグラウンド通信が帯域を使っている

パソコンやスマートフォンで大容量の更新、クラウド同期、動画配信、バックアップが実行されていると、他の通信に使える帯域が減少します。特定の端末だけ遅い場合は、端末側の処理や通信状況を調べます。

速度測定前にアプリの更新、クラウド同期、ファイル転送を停止します。タスク管理画面やネットワーク使用量の設定で、通信量の多いアプリを確認してください。端末を再起動し、別の端末でも同じ場所から測定すると、端末固有の問題かどうかを切り分けられます。

原因5:LANケーブルや接続機器の規格が合っていない

LANケーブルの性能や破損、古いスイッチングハブ、接触不良によって、有線接続でも速度が制限されることがあります。契約回線の性能に対して測定値が一貫して低く、Wi-Fiを使っていない場合は、ケーブルや周辺機器を確認します。

ケーブルを交換し、ルーターの別のLANポートで測定します。パソコン側のリンク速度が低い場合は、LANアダプターやハブの対応規格も確認してください。改善後に下り速度、上り速度、Pingを再測定し、結果を比較します。

原因6:回線設備や契約環境に問題がある

LAN接続で複数の端末を測定しても速度が低く、時間帯や場所を変えても改善しない場合は、光回線の宅内機器、回線設備、プロバイダー接続、契約プランなどに原因がある可能性があります。マンションでは建物内の配線方式が影響することもあります。

測定日時、接続方法、端末、下り速度、上り速度、Pingを記録して、回線事業者やプロバイダーに相談します。NTT、ドコモ、au、ソフトバンクなどのサービスを利用している場合も、契約内容や設備状況によって結果は異なるため、広告上の数値だけで判断しないことが重要です。

速度低下の判断手順

  1. 他の端末で動画再生や更新処理を停止します。
  2. 同じ端末で時間帯を変えて複数回測定します。
  3. Wi-Fi接続とLAN接続の結果を比較します。
  4. ルーターを近くに置き、電波干渉の少ない場所で再測定します。
  5. LANケーブル、ポート、ハブを交換して変化を確認します。
  6. 改善しない場合は、測定記録を添えて回線事業者やプロバイダーへ相談します。

測定値を改善するための確認ポイント

  • 速度測定中は、他の端末による大容量通信を停止する。
  • ルーターを部屋の中央に近い、遮蔽物の少ない場所へ移動する。
  • ルーターと端末のファームウェアやOSを更新する。
  • 重要な通信では、Wi-FiではなくLANケーブルを利用する。
  • 夜間だけ遅い場合は、複数日の測定結果を保存する。
  • 下り速度だけでなく、上り速度、Ping、接続の安定性も確認する。