Wi-Fi速度テストのやり方と遅い原因の判断方法

Wi-Fi速度テストは、測定条件をそろえて下り・上り速度とPingを確認することが重要です。結果が遅い場合に考えられる原因を整理し、回線、プロバイダー、ルーター、電波環境の判断方法と改善策を解説します。

公開日 2026-09-10 最終更新 2026-09-10 カテゴリ:ガイド

Wi-Fi速度テストの正しいやり方

Wi-Fiの速度を調べるときは、まずスマートフォンやパソコンを測定対象のWi-Fiに接続します。ブラウザーでspeedtest.imを開き、測定を開始してください。測定前は動画視聴、オンラインゲーム、大容量ファイルのダウンロードなどを停止します。

同じ場所で時間帯を変えて2〜3回測定すると、結果のばらつきを確認できます。ルーターの近くと、実際に通信を使う部屋の両方で測定すると、光回線やプロバイダーの問題なのか、Wi-Fi電波の問題なのかを判断しやすくなります。

測定結果で確認する項目

下り速度は、動画やWebページを受信する速さです。数値が低いと、動画の再生開始や大容量ファイルのダウンロードに時間がかかります。

上り速度は、写真や動画のアップロード、ビデオ会議で映像を送信するときの速さです。下り速度が十分でも、上り速度が低いとオンライン会議やライブ配信で問題が起きることがあります。

Pingは通信の応答時間を示し、数値が小さいほど有利です。オンラインゲームや遠隔操作では、速度だけでなくPingと遅延の安定性も確認してください。

Wi-Fiが遅くなる主な原因

ルーターから離れている

Wi-Fiはルーターから距離が離れるほど電波が弱くなります。壁、床、扉、家具なども電波を遮るため、ルーターの近くでは速いのに別の部屋では遅い場合は、電波の到達範囲が原因と考えられます。

周囲のWi-Fiや家電と電波が干渉している

集合住宅では近隣のWi-Fiが多く、同じ周波数帯が混雑することがあります。電子レンジやBluetooth機器などが通信に影響する場合もあります。特定の時間帯だけ遅くなるなら、電波干渉や周辺環境の混雑を疑います。

ルーターの性能や規格が古い

古いルーターは、現在の光回線の速度を十分に活用できないことがあります。対応するWi-Fi規格が古い、同時接続台数が少ない、処理性能が不足しているといった場合は、複数の端末を使ったときに速度低下が起きやすくなります。

接続端末が多く通信を分け合っている

スマートフォン、パソコン、テレビ、ゲーム機、スマート家電などを同時に接続すると、利用できる通信帯域が分散します。特に動画の再生やOSの更新を複数台で行っていると、ほかの端末の速度やPingにも影響します。

光回線やプロバイダーが混雑している

夜間や休日だけ下り速度が低下し、ルーターの近くでも遅い場合は、回線設備やプロバイダー側の混雑が原因かもしれません。複数の端末で同じ時間帯に測定し、時間帯による変化を記録すると判断しやすくなります。

端末やブラウザー側に問題がある

特定のスマートフォンやパソコンだけ遅い場合は、端末のバックグラウンド通信、古い無線LANドライバー、省電力設定、ブラウザーの拡張機能などが影響している可能性があります。別の端末でも同じ場所で測定して結果を比較してください。

原因を切り分ける判断方法

  1. ルーターの近くで測定する。近くでも遅いなら、電波よりも回線、プロバイダー、ルーター、端末を確認します。
  2. 別の端末で測定する。1台だけ遅い場合は、その端末の設定や性能が原因の可能性があります。
  3. 時間帯を変えて測定する。夜間だけ遅い場合は、回線やプロバイダーの混雑を疑います。
  4. 2.4GHzと5GHzを比較する。5GHzは高速になりやすい一方、壁や距離の影響を受けやすく、2.4GHzは遠くまで届きやすい一方で混雑しやすい特徴があります。
  5. 有線接続と比較する。LANケーブル接続が速くWi-Fiだけ遅いなら、電波環境や無線設定が主な原因です。

Wi-Fi速度を改善する方法

ルーターは床や部屋の隅を避け、できるだけ家の中央で、周囲に障害物が少ない場所へ設置します。金属製の棚、テレビの裏、電子レンジの近くは避けてください。

ルーターと端末が対応している場合は、5GHz帯や新しいWi-Fi規格を利用します。ただし、壁が多い部屋や距離がある場所では2.4GHzのほうが安定することもあります。速度だけでなく接続の安定性を比較してください。

ルーターを再起動し、ファームウェアを更新することも有効です。接続台数が多い場合は、使用していない端末のWi-Fi接続を解除し、大容量通信の時間をずらします。広い住宅では、メッシュWi-Fiや中継機の導入も選択肢です。

改善しても遅い場合の確認事項

ルーターの近くで複数の端末を使っても速度が低く、時間帯による低下も続く場合は、光回線やプロバイダーの通信状況を確認します。契約プランの最大通信速度だけで判断せず、実測値、Ping、通信の安定性を記録して問い合わせると状況を伝えやすくなります。

NTT系回線、ドコモ、au、ソフトバンクなどのサービスを利用している場合でも、実際の速度は回線設備、プロバイダー、地域、時間帯、宅内機器によって変わります。料金や保証速度だけでなく、測定結果と利用環境をもとに原因を切り分けてください。