速度テスト中に切断される原因と判断方法・改善策
速度テスト中に接続が切断される場合、Wi-Fiの電波干渉、ルーターの負荷、回線やプロバイダーの混雑、端末設定などが考えられます。症状の出方を確認し、有線接続や再起動で原因を切り分ける方法と改善策を紹介します。
速度テスト中に切断されるとは
速度テスト中に切断されるとは、測定開始後にページが停止したり、測定結果が表示されないまま通信が途切れたりする状態です。下り速度や上り速度の測定では一時的に通信量が増えるため、普段は気付きにくい接続の不安定さが表面化することがあります。
切断が一度だけなら一時的な混雑や電波干渉の可能性があります。複数の端末で繰り返す場合は、ルーター、光回線、プロバイダーなどネットワーク側の確認が必要です。
主な原因
Wi-Fiの電波が弱い、または干渉している
ルーターから離れた部屋や壁の多い場所では、Wi-Fiの電波が弱くなり、速度テスト中に接続が切れることがあります。電子レンジやBluetooth機器、近隣の無線LANと周波数帯が重なる場合も、通信が不安定になります。5GHz帯は高速になりやすい一方で障害物に弱く、2.4GHz帯は遠くまで届きやすい一方で干渉を受けやすい傾向があります。
ルーターやホームゲートウェイに負荷がかかっている
複数のスマートフォン、パソコン、テレビ、ゲーム機などが同時に通信していると、ルーターの処理負荷が高まり、速度テスト中に接続が切断されることがあります。長期間連続稼働している場合や、本体が高温になっている場合も、動作が不安定になる原因です。
光回線やプロバイダーが混雑している
夜間や休日など利用者が増える時間帯は、光回線やプロバイダーの設備が混雑し、通信速度の低下や測定の中断が起きることがあります。特定の時間だけ切断される場合は、宅内のWi-Fiだけでなく、回線設備や接続方式の混雑も疑う必要があります。
ONUやLANケーブルに問題がある
ONU、ホームゲートウェイ、ルーター間のLANケーブルが緩んでいたり、規格に合わないケーブルを使用していたりすると、通信が瞬断することがあります。ケーブルの破損やコネクターの接触不良では、速度テスト以外の通信でも一時的な切断が発生します。
端末やブラウザーの一時的な不具合
パソコンやスマートフォンのネットワーク設定、ブラウザーの拡張機能、セキュリティソフトが測定ページの通信を妨げる場合があります。端末だけで切断が起き、別の端末では正常に測定できるなら、回線よりも端末側の設定やソフトウェアが原因である可能性が高くなります。
VPNやプロキシを経由している
VPNやプロキシを利用していると、測定通信が遠いサーバーを経由し、Pingや遅延が増加することがあります。VPN側の混雑や一時的な障害によって、速度テスト中に通信が切断されるケースもあります。
原因を判断する方法
有線接続で再測定する
可能であれば、パソコンをLANケーブルでルーターに接続して測定します。有線では安定し、Wi-Fiだけ切断される場合は、電波強度、周波数帯、設置場所など無線環境を優先して確認します。有線でも切断される場合は、ルーター、ONU、回線、プロバイダー側の確認が必要です。
複数の端末と時間帯で比較する
スマートフォンとパソコンなど、異なる端末で同じ速度テストを実行します。また、昼間と夜間で結果を比較し、切断の発生時間を記録します。特定の端末だけなら端末側、すべての端末で同じ時間帯に起きるなら回線やプロバイダー側の可能性が高まります。
速度以外の通信も確認する
動画の再生、一般的なウェブページの閲覧、オンライン会議などでも切断が起きるか確認します。速度テストだけで発生する場合は測定サーバーやブラウザーとの相性も考えられます。通常の通信でも切断する場合は、ネットワーク機器や回線の障害を優先して調べます。
改善するための手順
- ルーターとONUの電源を切り、数分待ってからONU、ホームゲートウェイ、ルーターの順に起動します。
- ルーターを床や収納の中から出し、周囲に十分な空間を確保します。
- 測定時は不要な端末の通信を停止し、近くのWi-Fi機器や電子レンジの使用を避けます。
- Wi-Fiの2.4GHz帯と5GHz帯を切り替えて、切断の有無を比較します。
- LANケーブルを差し直し、別のケーブルやLANポートでも確認します。
- VPN、プロキシ、ブラウザー拡張機能を一時的に無効にして再測定します。
- ルーターやホームゲートウェイのファームウェアを確認し、更新があれば適用します。
改善しない場合の確認ポイント
再起動や有線接続でも複数の端末が切断される場合は、発生日時、接続方法、利用端末、下り速度、上り速度、Ping、遅延の変化を記録します。夜間だけ発生する場合は混雑、常時発生する場合は機器や回線の障害を切り分けやすくなります。
契約している光回線やプロバイダーの障害情報、メンテナンス情報も確認してください。問い合わせる際は、速度テストの結果だけでなく、通常のウェブ閲覧や動画再生でも切断するか、有線接続でも再現するかを伝えると調査が進みやすくなります。
速度テストを正しく行うための注意点
測定前に大容量ファイルのダウンロードや動画配信を停止し、測定サーバーを変更できる場合は近い地域のサーバーを選びます。ブラウザーのタブを閉じ、同じ条件で複数回測定すると、瞬間的な揺らぎと継続的な問題を区別できます。
速度テスト中に切断される問題は、測定結果の数値だけでは判断できません。Wi-Fiと有線、複数端末、異なる時間帯を比較し、どの条件で再現するかを確認することが、原因の特定と適切な改善につながります。
